第一種放射線取扱主任者の勉強法 ~ぐーたらチャンマーの勉強箱~

半減期の語呂(ゴロ)合わせや放射線に関するコラムを書いています。一緒にお勉強しませんか?
月別アーカイブ  [ 2012年07月 ] 

除染はマイルドに、まわりから[管理技術]

こんばんは、チャンマーです。


今日はRIによる汚染の除去のお話をしたいと思います。(一応管理技術分野)

RIによる汚染の除去というのは、普通の家庭のお掃除と違って、いくつかポイントがあるんですね。
普通のお掃除であれば、汚れたところをザッザッと水で流したり布で拭いたりしてピッカピカ完了
となるんですけど、放射性物質による汚染だと、
この洗浄につかった水や布が汚染されて、よけいに汚染範囲が拡大するという問題があるんですね。

それにまたこういったRI汚染物質の処理費用というのが馬鹿高いんですよ。
日本アイソトープ協会が放射性廃棄物の引取りもしていますが、可燃物を50L処理してもらうのに3~5万円です。
みなさんのお宅にも家庭ごみの収集袋があると思うんですけど、あれの一番大きいのがたいてい40~45Lです。
あれくらいの量を処分するのに、数万ですよ。しかもこれでも可燃物は処理費用が一番安いんです。(たぶん、焼却灰になって最終処分の容積が減るから?)
ご興味のある方はどうぞ→RI廃棄物料金表(日本アイソトープ協会HP)


そこで、RI汚染の除去では、汚染を拡大しないことが重要であり、「マイルドに、まわりから」行うというのが言われています。

例えば、実験中にRI試薬をこぼしちゃった!という場合

汚染箇所の確認し(このときサーベイメータにはラップをかけてくださいね。汚染しちゃうから)、マークをつける

マークの外から内側へ、回収率の高いマイルドな方法から洗浄を始める

という流れが正解です。



「マイルドな方法で洗浄していたら、汚染物が増えてよくないのでは?」と思うでしょうか。


以前聞いたお話ですが、室内の壁がRIで汚染して、数名で除染方法を考えたときに、
A君が「布を水で濡らしてふき取ろう」と言ったら、
B君が「エタノールのほうがよく取れるだろう」と言い、
C君が「それよりアセトンのほうがよく効くよ!」と言うので
布にアセトンを染ませて壁を拭いたら、壁の塗料がアセトンで溶けてRI汚染が壁の奥まで染み込んだ
という失敗談を聞いたことがあります。
奥まで染み込んだ汚れを除去するのはとても大変です。なのでこの場合はマイルドな水からはじめるのが正解なんですね。



また、汚染が固着(こびりついちゃうこと)することを防ぐために、すみやかに除染するのが原則ですが、
稀に「ほっておく」という荒業もあります。

これは汚染源のRIの半減期がごく短い場合で、汚染が激しいような場合に、シートなどで覆いをしたうえで、人の立ち入りを制限し、十分減衰するのを気長に待つという方法です。例えばヨウ素131なら半減期は約8日間だから、16日で4分の1、24日で8分の1、1ヵ月と1日で16分の1になりますね。まー実際にはヨウ素は気化するのでこの方法は向いていないと思いますけど・・・。

わたしも実際この手法を試したことはないですが、荒業として覚えておいて損はないと思います


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[ 2012/07/02 23:57 ] 勉強法 | TB(0) | CM(0)
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Author:チャンマー
地方都市で2児の子育てに追われる30代主婦が、
限られた時間の中で,どうやって勉強して第1種放射線取扱主任者の資格取得をしたかを書いていきます。
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